値段を操る
2017/06/19
商品やサービスを発売するにあたって頭を悩ませるのが値段を決める事だと思います。
一度設定すると変更する際にクレームになりかねません。
慎重になってしまいますよね。
しっかりと市場調査をして適正価格を知ることが大事です。
そして、どこで売るのかも重要なポイントとなります。
例えば1本100円のジュースを1,000円で売ってきなさいと上司に支持された場合、アナタは売ることができますか?
パッケージ、内容量、味などは100円のモノと全く同じです。
持ち前のトーク力で売り込みますか?
もっと簡単に売る事が出来ます。
ポイントは先程触れたどこで売るのかです。
同じ100円のジュースが並んだ自動販売機の前で売っても絶対に売れません!
コンビニ?スーパー?
例えばセレブの集まる高級ホテルやレストランや富士山の頂上などに置いておけば勝手に売れます!(実際に置いてもらえるのかは別として)
要はどこで売るのかなのです。
ではもう1問。
スーツを20,000円、革靴を10,000円で販売しているアナタはスーツと革靴をセットで25,000円で販売しましたが、セットがなかなか売れません。
もっとセットを売りたいアナタならどうしますか?
セットの価格を20,000円に値下げしますか?
しかし、それでは利益が減ってしまいます。
セット販売していることをもっと宣伝しますか?
商品の良さをもっと売り込みますか?
これももっと簡単に売る事が出来ます。
スーツと革靴を値上げすれば良いのです。
そうする事でセット販売のお得感がグッと増します。
セットの価格は下がっていないのに下がっているように感じませんか?
じゃあ単体の方は売れなくなるんじゃないの?
そうですね、
あくまでも単体のスーツと革靴はセット商品を目立たせる引き立て役なのです。
売れる商品を作り出すのです。(この場合はセット販売)
更に、期間限定や数量限定などを謳うとさらに効果的ですね。
人は希少性があるものには敏感に反応するからです。
そして、誰に売り込むのかも重要です。
売り上げの80%は20%のお客様からの売り上げだというデータがあります。
パレートの法則です。
売上を伸ばすにはお客様全員を対象とするよりも、この20%のお客様に的を絞った方が効率的といえるのです。
ただ単に競合相手が値下げしたから対抗するだけではなく、
この様に上手く値段を操る事で売り上げが変わってきます。
どこで、誰に売るのかをしっかり検討しましょう。